第2章 蓮の芽
「…………。」
突然、真剣な顔になる秋夜を無言で見つめる。
なんだか、嫌な予感がする。
「親父から直々の任務なんだ。」
秋夜の一言に予想していながらも目を見開く。
秋夜の親父とは、つまり…ーーーーー壬生の里の頭領だ。
「…なるほど」
「あれ?驚かないんだ?」
少し目を見開いて蓮華の顔を覗き込む。
「…予想は、していた。……ただ、ないといいとは願ってたよ」
「……そうか」
少し寂しそうに微笑む彼を眺める。
「…なんで、秋夜がそんな顔するんだよ」
儚く、今にも消えてしましそうな、そんな空気を彼は纏っていた。
「なんでだろうなぁ…」
そう言いつつも秋夜の表情は依然として暗かった。