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太郎さんの初恋と苦悩

第1章 太郎さんの初恋と苦悩


夜伽が終わるといつの間にか熱を感じなくなった
体力的に太郎さんを受け入れるのは辛かったが、確かに満たされるものがあった
(やっと太郎さんと一つになれた、もういつ死んでもいいや)
夜伽の疲れか眠気に襲われ、瞼を閉じようとしたときに、太郎さんに「立っていただけますか」と声をかけられた
裸のままで少し恥ずかしかったが、その場に立って質問した
「何をするんですか?」
太郎さんのことだ、障気が逃げるおまじないでもするのだろうか、そう思った瞬間         「ドス」
一瞬の間に当て身を当てられた、肺の空気が全て外にでて、痛みで涙が出そうになる
(太郎さん、なんでこんな酷いことを)
混乱し意識が薄れていく中で力を振り絞って言葉を紡ぐ
「太郎さん、、、なん、で」
結局言葉にならず膝から崩れ落ちそうになるところをギリギリて太郎さんが受け止めてくれた
「申し訳ござ、、」
何か呟いた気がしたがそのまま太郎さんの腕の中で意識を手放した
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