第1章 太郎さんの初恋と苦悩
そして、夜伽の練習、、いや兄弟としての契りを始めた
まずは羞恥心を無くすためお互いの裸体を見せあった
次郎太刀の体は私に比べると絹の様に白く、美しかった
何百年も兄弟として一緒にいるが、ここまで裸を直視しあったことは無かった
「じゃあ 兄貴、まずは接吻からね」
途端に端整な顔が目の前まで迫ってきた
私は少し戸惑ったが次郎太刀の薄い唇にそっと自分の唇を合わせた
次郎太刀の唇は柔らかく、とても気持ちがよかった、まるで雲に口付けをしているようであった
「兄貴、そろそろ舌を、入れて」
次郎太刀が拗ねたように求めたので舌を急いで侵入させた
「あ、ふぁ、アニキ、アニキ」
自分が侵入すると、次郎太刀はあっというまに蕩けそうになっていた
「あ、あにき、そろそろ接吻は終わりだわ、次は、、体を」
次郎太刀に言われた通り、弟刀の口内から舌を抜くと、絹のような白い肌を舌の先端でそっと舐めた