第1章 太郎さんの初恋と苦悩
「良いのですか?そんな簡単に」
今度はこちらが次郎太刀を見据える
次郎太刀を愛しているか?と聞かれれば、間違いなく「愛している」と私は答える
だから次郎太刀を抱くのに嫌悪感は全く無かった
すると次郎太刀が突然口を開いた
「私はね、奉納されてる頃からずっと兄貴のことが大好きだったの、兄貴のためだったら犯されても、死んでも良かったわ、だから練習として、いや兄弟としての高潔な契りとして私を抱いて欲しいの」
いつもとは違う次郎太刀に、本気であると私は切に感じた
「分かった、次郎 今日はお前を抱く、悪いところがあれば指導してくれ、、、、その、、よろしく頼む」
次郎太刀に頭を下げると弟刀は笑いながら「こちらこそよろしくね」と返した