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太郎さんの初恋と苦悩

第1章 太郎さんの初恋と苦悩


「それはいったいどういうことだ!!」
衝撃の事実に思わず立ち上がり次郎太刀の胸ぐらを掴んだ
「あ、兄貴 く、苦しい」
次郎太刀の必死の訴えを聞き、はっとなって手を離した
「す、すまない次郎 だが詳しく聞かせてくれ 一体どういう意味だ」
数回咳き込むと次郎太刀は服を直しながら説明した
「主は元々心がとても澄んでおられる方 だから障気を吸い込みやすかったの、だから体の内側からだんだん弱っていって、、、、、だからその」
途中から次郎太刀の声は震えていた
下げられた顔は見えないが、畳は涙で模様を作っていた
「もう話さなくていい次郎太刀」
そう言って優しく弟刀を抱擁すると今までこらえていたものが次郎太刀から次々と溢れ出した
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