【H×H】オレね、キルアの事、好きだよ。【キルゴン】
第1章 キルア×悪戯
「キールアッ!」
すっかり聞き慣れた、少し高めの幼い声。
「遊ぼーよー!」
そう言って、オレが寝ている(寝てるフリだけど)ベッドの空いている所に、ぼふんと座る。
ったく…、朝から元気だなコイツは。
少しすると、「キルア、起きないや」とか何やら言いながら、オレの隣に寝っ転がった。
「キルアの髪…キレイだな……」
さらさらと、髪を撫でられる。
「…キス…しても、いいかな……」
ドクンと、心臓が大きく音を立てた。
どうする!?
このまま寝たフリをする!?
それとも起きる!?
そんな事を考えているうちに、ゴンの顔はどんどん近づいてくる。
そして―――、
唇が、重なった。
「…ん…っ」
ゴンから漏れる吐息に、少なからず興奮を覚える。
…あ。
そうだ…イイ事思いついた!
そーっと、ゴンの背中に手を伸ばし、ぎゅっと抱きしめる。
「んんっ!?キ、キルッんむ…っ」
驚いたのか、少し唇が開いた。その瞬間、隙間に舌を滑り込ませる。
くちゅ…くちゃ…
舌を絡めたり、歯列をなぞったり。
「ふぁ…ひりゅぁ…っ」
甘い深い、キス。