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Let's play our music!【うた☆プリ】

第17章 始まる夏季合宿



「うっわ…!!!」

「すごーい、リゾートじゃない!」


夏季合宿。
飛行機に乗り、たどり着いたその会場は、




なんとも豪華な南の島だった。









「こんなとこで合宿やるの…?」

「流石学園長。スケールが違う」


華と2人で零したため息はあちらこちらで聞こえた。
そりゃそうだ。

神宮寺さんとかが来慣れてそうなリゾートなのだから、ここは。

生きていてこんなとこに来る機会なんてそうそう無い。



「、荷物置いて探索しようよ」

「ん、賛成」


この広い島は、ペアを探し歩いていたら迷子になったという状況が考えられる。
さっさと土地を知った方がいいと華の意見に賛同し、あてがわれた部屋に行こうとした。


「…あの、」


後ろから声をかけられた。
振り向くとそこにいたのはトキヤだった。

彼も手に荷物を持っていて、部屋には行ってないことがわかる。
そんなトキヤがなぜ今私に声をかけたのだろう。


「少し良いですか」

「別に良いけど…何かあった?」

「いえ、そんなに大層なことではないのですが」


場の空気を察したらしい華は気付けばいなかった。
先に行ったのだろう彼女は親切なことに私の荷物まで持って行ってくれていて。

トキヤも音也に荷物を頼むと、2人で人がまだいない海岸へと歩いた。
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