第6章 急接近?!
あのみんなで呑んだ日から、特になんの進展もなく、1週間が経とうとしていた。
そして遂に明日、日向さんと遊ぶ日。
男の人、年上の人と2人っきりで遊ぶって考えただけで、心臓の高鳴りが止まらない。
ど、どうしよう、、、、。
葵達に相談はしたものの、頑張れとしか言われないし、せめて葵達もいたらなぁー、、、。
そんなこんなで、緊張はしているものの、今は明日の服装を鏡の前で考えているところ。
スカート、、、んー、、デートっぽいけどー、私っぽくないしなぁ。
悩んだ末に結局いつもの通り、パンツスタイルで決めてしまう。
どうしても女の子っぽい服装が苦手で、、。
日向さんならスカート見た瞬間、ニヤニヤして近づいてきそうだけど(笑)
ようやく明日の準備がひと段落した頃、ベッドの上の携帯が鳴った。
画面を見ると、日向さんの名前。
し、しかも、、電話!?!
私は、慌てて通話ボタンを押した。
『は、はい!!』
『おー!菜穂!何してた??明日の服決めてた???』
『日向さん、本当にすごい。正解です(笑)』
『いやー、実は菜穂の部屋に隠しカメラ仕込んであるからねぇー』
『え、、?!』
私はキョロキョロと、カメラがありそうなところを探す。
『嘘だよ(笑)今、絶対カメラ探したしょ』
そういい、電話越しに、ケラケラと笑いながら話す日向さん。
私、完璧に遊ばれてる、、、(笑)