第15章 赤い夫との豪邸
ぼすん
ベッドは私の全体重を受け止めた。
『ふっかふかーーー』
私は足をバタバタさせて言った。
「美桜………。君は何歳だ?」
『…………。年齢なんて関係ないし。ダイブしたかっただけやもん』
「それでもはしゃぎ過ぎだ」
『……………ごめんなさい』
私はガバッと起き上がり正座をして謝った。
「別に謝らなくてもいいよ。それより荷物広げるから手伝ってくれ」
『はーい』
私のそのそとベッドから降りて征十郎の元へと歩いていった。
数時間後
コンコン
扉を叩く音がした。荷物の整理も終わり暇になったので征十郎と屋敷を回ったりしたが、それでも暇になったので私はスマホゲーム、征十郎は読書と思い思いの仕方で時間を潰していた。
《はい。今行きます》
私は扉を開けた。そこには1人のメイドさんが立っていた。
〈夕食のご用意ができましたので、お呼びに参りました〉
《ありがとうございます》
『征十郎移動しよう』
「ああ」