第10章 さつきとのお風呂
『はぁ…………。気持ちいいーーーーー』
私は大きく伸びをした。
「運動した後のお風呂は最高だよねー!!」
『うん。明日筋肉痛かな…………』
「お風呂あがりにマッサージしてあげようか??」
『え!いいの??』
「うん!いいよ!学生時代もマッサージしてたもん!!」
『あー。中学とか?』
「そうだよ!高校も!!」
『なあ。知りたいことがあるんだけど………』
「なに??」
『征十郎って、中学から高校の初めぐらいな感じやったん?高1の冬あたりからガラッと雰囲気変わったから………』
「変わっちゃったのは全中三連覇の前の練習のむっくんとの1on1から…………。そして高校のウィンターカップでテツくん達に負けて前の赤司くんに戻った」
『なるほど………。だいたいわかった。まあ私は今の征十郎がいいな』
「優しいしね」
『怖いところもあるけどね』
チャララララ、チャララララ
お風呂についている呼出音がなった。
『はい?なに??』
〈俺の話はもういいだろう。早く上がってきて。黄瀬が暴れてる〉
『なんで知ってんの??』
〈そんなことより2人とも早く出てきてっス!!トランプやるっスよ!!!〉
「了解ー!!」
『そんなことよりって………………。もう!私はお風呂掃除してからあがる!!さつき先に出てて』
「うん!!いいお湯でした」
さつきはニコッと笑った。
『よかった』
さつきは体を拭いて出て行った。