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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第4章 赤い夫との夜



「くすっ。ごめんね」

征十郎は私の髪をすくいながら言った。

「苦手?」

『…………いきなりだったから驚いてむせただけ』

「本当かい?」

私は顔を上げて征十郎の顔を見て言った。

『ほんまです……………』

「じゃあいきなりでなければいいんだね?」

征十郎は不敵な笑みを浮かべて言った。

『ど、どうぞ?』

すると征十郎は私を仰向けにして上に倒れて耳元で

「じゃあ遠慮なく」

と言った。私はくすぐったいのと少し怖くなり身をよじった。

「逃げるな。お前が言ったんだろう?」

私は意地を張るんじゃなかったと後から少し後悔した。
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