第22章 赤い夫との同棲
※2ページ前からの続きです。時間軸はレストランでの食事の次の日です。ややこしくてすいません!!
↓では本編スタートです
昨日、私は急いで征十郎に返信をした。
"こちらこそ楽しかったです
明日、会社で話をしたいです。なので業者へ絶対に頼まないでください
では、おやすみなさい"
と返事をしてすぐに寝た。
そして朝がきた。
私はいつものように朝ご飯を作って食べて化粧をして身だしなみを整えて家を出た。
マンションから出ると目の前に見たことのある車が停まっていた。
「やあ。おはよう」
車の中にいたのは私の上司でもあり社長でもあり彼氏でもある赤司征十郎だった。
征十郎は車の窓を開けてにこやかに挨拶をした。
『……おはようございます』
「早く乗って」
征十郎は助手席をぽんぽんと叩く。
『じゃあ……失礼します』
私は昨日も乗ったその席へと乗り込んだ。
「シートベルトを付けたかい?」
『うん』
「じゃあ出すよ」
征十郎はアクセルを踏み、車を走らせた。
『……なんで私が出る時間知ってるの?』
「いつも出勤してくる時間から逆算すればわかるよ」
会社の入口にはゲートがありいつ会社に出勤をしたかなど分かるシステムになっている。点呼もそれでする。
『なるほど……』
私は納得した。