• テキストサイズ

夢きらめいて(ブラコン夢)

第4章 4


「Brava!Un grande diva! 」(すばらしい!なんて素晴らしい歌姫だ!)

「Grazie,mastro!」(ありがとう、先生!)

「Sei innamorato?」(恋でもしたのかい?)

「No! Sicuramente no!」(ないです!そんなことないですから!)

恋なんて誰に…

そう思った瞬間、朝日奈さんの顔が思い浮かんだ。
頭を振って否定する。
朝日奈さんはただの友人。
そう否定するが、この悲しい気持ちはなぜ生まれてくるのか、私には検討もつかなかった。

本番に向けてレッスンはどんどん厳しくなっていく。
泣きながらその日を終えることも珍しくなかった。

しかし、それを乗り越えるほど、私の歌はどんどん洗練されていくのだ。
どんなに辛くても、やめない。


私が唯一自慢できるものなのだから。
/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp