第2章 クラス替え is カオス
音也「久しぶりだね、澪っ!
わあ、抱き心地全然変わってない…寧ろ益々抱きしめやすくなってる!シャンプーも変えてないんだね、前と同じ匂いするよ〜!
ほんっと、澪と同じクラスになれて幸せ!!」
『お、音也声のボリュームダウン!
みんなビックリしてるって、!』
友千香「ははは……相変わらずみたいね」
音也「俺、ずっと澪からの返信と着信待ってたのに全然音沙汰無いんだもん。友千香とか春歌なら五十歩譲って許すしST☆RISHのみんなやれいちゃん達QUARTET NIGHTなら百歩譲って許すけど…他の男と連絡取ってたりしてないよね?
まさか………アイツに付き纏われてたりした?」
『いや、友達としか連絡取ってないよ。
それに付き纏われ「ひっどいなぁ、音也くんってば」………オハヨウ、ライト』
ライト「んふ♪
おはよ、アリスちゃん。この間はすっごく楽しかったよ…」
音也「…この間、?」
『…はい?』
いつの間にか音也に抱きつかれている澪の隣にいつものニコニコ顔で現れたのが、澪の悩みの種の片割れ逆巻ライトその人であった。
もはや突然出現するのにだいぶ慣れてきた澪だったが、ライトの言った言葉に首を傾げる。
ライト「あっれー、覚えてないの?
僕と………シたでしょ?」
『記憶にないけど』
音也「し、た…?
…………澪、嘘だよね…嘘だよね?
こんな変態なんかと繋がってアンアン啼いてイかされたなんて嘘だよね?!」
『いやだから記憶に…って言うかお願いだから周り見て!みんなドン引きしてるんだけど!』
ライト「あはは、ザンネンだったねえ音也くん…!
アリスちゃんの処女、僕が美味しく頂いたよ♪」
『友千香、私頭痛で休みたくなってきた』
友千香「…ドンマイ、澪」
シュールすぎるライトの宣言に額に右手を当てて息を吐く澪。
音也に至っては瞳孔を開いてライトに臨戦態勢を示している。