第6章 ぷらすれっすん♧
コンディショナー、そしてアンプルに入った塗り置きするトリートメントクリームをすりこまれ、今度は体。
「体、自分で洗えます!」
「え?何云ってるの?洗ってもらうのが普通なんだよ?」
――知らないの?
云われて、ウッとつまる。
少女漫画には男女のお風呂シーンなんかあるワケない。
そうか。洗ってもらうのが普通なんだ。
手で泡立てたボディソープは女の子みたいな甘い匂いがしてそれを塗りたくられて恥ずかしい感じがしてもう頭がクラクラした。
又お尻をつねられた。
眠いんじゃないのに!
「ほら、いくら及川さんの手が気持ち良いからって寝ないで!」