第6章 ぷらすれっすん♧
「取り敢えずお風呂入ろうか」
云われてお風呂場に連れて行かれる。
綺麗なオフホワイトで統一されたバスルームはユニットバスの私の部屋と違っていた。
「洗ってあげる」
椅子に座った私の後ろに膝立ちした彼がシャワーで髪を濡らしてくる。
体温より少し熱い温度が心地いい。
床につかんばかりの私の髪を丁寧に洗われる。
一度目はマッサージするみたいに頭皮を、二度目は髪全体に手で泡立てたシャンプーをなじませて。
気持ち良くてうつらうつらしているとお尻をつねられて起こされる。
「何寝てるの!」
「いや、気持ち良くてツイ」
もう一度お尻をつねられた。
解せぬ!褒めたのに。