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【HQ!!】+ばいんど【R18】
第4章 ぷらすよくしつ♢
内緒、と云うと小さな忍笑いが聞こえた。
「ほしいものがあるんだけど」
及川くんがそんな事を云うのは珍しい。
何ですか?と聞き返す。
「燁の残りの人生全部」
耳元で、愛しげな、なんて冠詞がつきそうな声で云われたらさ。
断る人はきっといない。
「これは予約ね。又機会見てちゃんと云うから」
抱き締める腕の力が増して。
私達はアンドロギュヌスみたいにくっつく。
「だから、冬の休みにうちにおいで」
はい、って答えて腕を振り払ってお風呂を出る。
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