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【HQ!!】+ばいんど【R18】

第4章 ぷらすよくしつ♢


「冬の休みにはさ」
「はい?」
「一緒にベニーランドに行こっか」
「良いですよ」

私の実家に帰るより旅費はかからないし。

「今年はさ、何くれる?」
話がとんだ。
こうして初夏に出かけるのは私達の定番だ。
私達が出会って一緒に住み始めた季節だから。
私は旅行の日にささやかなプレゼントを贈っている。

去年はブランド物の桜色のリップクリーム。

一緒に暮らし始めた日にその身一つで彼の住む街に向かう道すがら人気で売り切れて買えないというヒンヤリする日焼け止めクリームが地元駅の前のドラックストアにあって、買い溜めしてあげた事から始まったその習慣。
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