第6章 ぷらすれっすん♧
「じゃあ、濡れてるしいってみようか♪」
結果的に云えば。
「及川さんの嘘つきぃ!!!」
私はそれが入り込んだ瞬間絶叫した。
「失礼な」
『俺は嘘と髷はゆったことないよ』とかウィットなコト云われても笑えない。
「大丈夫ってゆったあぁ!」
「ああ、入る、とは云ったけど、痛くないとは云ってないし」
ぐぬぬ!
痛い。裂けたんじゃないかな?
血が出てる。私、ending迎えてる?
頭がぐるぐるしてパンクしそうだ。
「もうやです!」
云うけど及川さんはニコニコしてる。
「やだからやめるは出来ないの。みんなしてるんだから大丈夫だって」
みんな…うう、世間怖い。
「大丈夫じゃないです!」
「やめるとか無理」
真顔で返されて泣きたくなった。
諦めたら試合終了なんじゃなかったの?!