第6章 ぷらすれっすん♧
くったりする私を見て、及川さんが何か悪そうにニィと笑った。
手が腰を撫でると小股がぶわっと広がる。
指が鍵盤を叩くみたいに肌を押す。
その感触が熱い。
「ブラ見せて」
タイをほのいてジャケットの前を広げる。
胸下の切り替えで絞られているので脇のジップを下げて限界までワンピースをまくり上げた。
「可愛いじゃん、燁」
お前とか君、じゃなくて名前呼ばれた途端とてつもなく体が羞恥に包まれて体を丸める。
「何?いっちょまえに恥ずかしいの?」
プチ、とフロントホックが外された。
指が結合部を持ち上げ、ブラがパラリと外側に広がる。
胸、見られちゃう。
スカートを下げようとした手は掴まれて上に放られた。