デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第8章 人間界とデジタルワールド
「…………という訳なんだ。」
私が眠っている間、アグモンは紋章を使って進化をしたみたい。だけど、それは私たちが望む進化ではなく、強さだけを求めた誤った進化。そのせいでアグモンは幼少期に戻ってしまった。
「ごめんなアグモン。」
落ち込む太一。私たちは何も声をかけられない。
「………コヒメ?」
ユタモンが私の顔を覗き込む。私はニコッと笑った。
「ついたッピ。ここからは歩くっピよ」
ピッコロモンが指す方を見るとそこは長い階段と高いところにあるお寺のような家。
「………ここを歩くのかよ」