デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第4章 デジモンと進化
☆☆~秋side~☆☆
俺達がデジモンワールドに来てから、8日が経った。その間、太一、大和、俺、ソラのデジモンがその上の進化を経験した。
「小姫ちゃん、大丈夫かい?」
「………はい!大丈夫です」
フラフラの小姫。多分熱も出ている。休ませてあげたいが、俺たちは今足場が悪い山道を歩いているため、それが出来ない。後ろの方では、タケル、ミミ、コウシロウの体力ない組がへたれ始めている。
「………あっ……」
木の幹に引っかかって、小姫がよろめく。俺はその度に体を支える。
「小姫、大丈夫か!?」
前を歩いていたタイチが俺の手から小姫を奪うように小姫をだき抱える。
「あ、………太一………ごめん。大丈………わっ!?」
俺は小姫を腕に抱いて立ち上がり、先を急いだ。俺の位置からこの坂の終わりが見え、そこで休めそうだった。
「ちょっ………待てよ!?」