第1章 No.1 ハンター試験
再び着替えて、飛行船をでる。
ヒソカはぐっすり眠っているが
気配一つでおきてしまうだろうし、
私有地下 ゲストルームでやすませている。
キルアだ。
その横には死体
「へえ、派手にやったみたいだね。」
「亜季!?」
「そんなに驚かなくても、周囲には常に目をひからせなきゃ
いつどこから敵がくるかわかんないしね。
少し外にでようか。」
「ああ」
「キルア、どうしてそんなに暗い顔してるんだい?」
「俺、ゴンに親が殺し屋だっていったら「両方とも?」なんて聞いてきて、そんな風に返されたのが初めてだった。
もっとあいつと一緒にいたい。そう思ってしまう。親父にはいえねえし。。。。」
「友達か・・・?」
「ああ、殺人鬼なんかじゃねえっていいてえのに。。。」
「殺人鬼の血が流れてるから抜け出せないって?
馬鹿げているね。」
!?!?!
「それほど迄の力と才能がありながらそんな小さな事でなやんでるんじゃないよ。
ゴンと友達になりたいならなればいいじゃないか。
だけど、殺し屋をしたくないとすればどうするんだい?
他に生きる道の目処があるのかい?
キルア、殺し屋を勘違いしてはいけない。」
何も君のお父さんや御一族が快楽殺人者だなんて
僕は思わない。何度か仕事を一緒にした事があるけれど、彼らは快楽殺人者ではない。殺しについて教えられているのはそういう世界でも生きるための教えではないだろうか??
暗殺という仕事は少なからず、人の心をくすめていく
そう。復讐とかね。
仕事としてやっているのに恨まれるなんて。。。
って思うかもしれない。でもね、この先、そうハンターになっても
何かを殺さなければならない。そいつらが自分に直接的な害がなくてもね。
そして、友達が居る事は悪い事じゃない。ただ、その友達に流されるなってことだ。友達が右と言えば自分は右を行くのか?
そんな人生か?
友達に異存するな。
それを君のご一家は心配されているのではないか?
だけどね、友達を作る事は悪い事ではない。
その為にはキルア自身がもっと心も体も強くならなければならない。
いいね」
「ああ、ありがとう亜季」
「大分すっきりしたようだね、ほら、ゴン君の元へ戻ってあげな。」
「ああ」