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【ハイキュー】ひとなつの (poco a poco2)

第11章 四日目 昼 (第三体育館組、やらかす)


四日目、午後。

「潔子ちゃーん。タオルもう乾いてるよ。たたんどくね。」

「うん、お願い。」

「こう暑いと、みんなすごい汗かくからタオルとシャツはどんどん洗わないとですね。」

立花、清水、谷地の三人は和やかなムードで仕事をこなしていた。

「じゃあ、私これ持って先に戻るね。
そろそろ次の試合始まる頃だと思うから。
ビデオ準備しなきゃ。」

立花は乾いたばかりのタオルを抱えて二人と別れた。



体育館へ急ぐ途中、突然声がかけられた。

「あ、いたいた!おーいAKB!!」

四日目ともなれば、立花も大抵のことには慣れてきた。

(この呼び方をする人は、一人しかいない……。)

恐る恐る振り向く。が、こっちに向かって走ってくるのは、立花の予想した人物ではなかった。

「え。だれ!?」

立花は目を凝らすが、
やっぱり自分とはかかわりのない人物だと判断する。

全速力でこっちに近づいてくる姿には恐怖すら覚える。

本能的に危険を察知して、立花は走り出した。

「え!なんで逃げるの!?待って待って!!」

静止をする声を振り切って必死で逃げる立花。

「ていうか、足おそ!」

体育館まであと少し、
裏庭に入ったところであっさり木兎に追いつかれてしまった。
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