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【ハイキュー】ひとなつの (poco a poco2)

第10章 三日目 夜 (ボーイズトーク)


「で、何が知りたいんだ。
まさか潔子さんのことか!?
おっと、そいつはそう簡単には教えられないなぁ。なにせ潔子さんは……」

「うん、ちょっと黙ろうか坊主君。」

田中が黒尾に軽くスルーされて、月島と山口はクスっと笑う。

「烏野にはマネージャー三人いるだろ?
名前おしえてくんない?」

「メガネの人が3年の清水先輩、
背の小さい子が1年の谷地さん、
髪の長いのが3年の立花先輩ですね。
立花先輩は、正式にはマネージャーじゃなくてこの合宿限定のお手伝いですけど。」

山口が丁寧に答える。

「おお、アホ毛くんは素直だな。
ある意味ツッキーより話がしやすいかもしれない。」

黒尾が感心して言った。

「あのAKBは立花っていうのか……
よかったな、赤葦。名前分かったぞ。」

「一応言っときますけど、
俺は別にAKBが好きなわけでも、
烏野の立花さんをどうこう思ってるわけでもないですからね。」

「え!何言ってんの赤葦。
赤葦推しメンいるじゃん。
なんだっけ、名前忘れちゃったけど。この前聞いたぞ俺。」

「だからそれは、木兎さんがさっきみたいに
『このなかで好きな子選べ』
って写真見せて来て、
たまたま俺の選んだ人がAKBに在籍してたってだけの話でしょ。
もうこれ以上誤解を生むような話を広げないでください。
いい加減怒りますよ。」

一息に説明して、木兎へ非難の眼差しを送る赤葦。

「まあまあ、俺はどうせそんなことだろうとは思ってたよ。
じゃあちょっと話題を変えようか。」

黒尾に視線が集まる。

「この合宿に来ている女子で、誰が一番好みか。」

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