【ハイキュー】ひとなつの (poco a poco2)
第10章 三日目 夜 (ボーイズトーク)
数分後、黒尾は田中と月島と山口を連れて戻ってきた。
「わりぃ、余計なのもついてきちまった。」
「じゃあ僕戻っていいですか?寝たいんで。」
引き返そうとする月島を黒尾が慌てて引き止めた。
「何言ってんのツッキー。
君が本命なんだからいてくれなきゃ困る。」
「ツッキーって呼ばないでください。」
「第三体育館の好じゃないか。
まあ、悪いようにはしないから。座りたまえ。」
「他の二人はどうしてついてきたの?」
木兎は田中と山口に向かって言う。
「そりゃあ、
烏野の女子について聞きたいことがあるなんて言われて、俺が黙っていられるか!」
田中はドカッと腰を下ろした。
「田中さん一人だと暴走するかもしれないんで。」
月島も諦めたように座る。
「お、俺は……ツッキーと一緒にいたのでなんとなく。」
山口も腰を下ろす。