【ハイキュー】ひとなつの (poco a poco2)
第5章 一日目 昼 (変なあだ名と赤葦の○○○疑惑)
「はー、こうちゃんすごいね。」
「別にすごくないって。
ていうか、月島はあんま挑発にのるなよ。
黒尾は面白がってるだけなんだから。」
「別に……のってません。」
「ならよし!さ、俺らも休憩終わり。全員コーチのとこに集合!。」
菅原は月島の背中を叩いて体育館から出ていくよう促す。
「みーも、大丈夫だな?
やばそうとか、何かされそうになったらすぐ逃げろよ。
いろんな奴がいるんだから。」
「うん。分かってる。」
立花が大きく頷く。4人は体育館を後にする。
「あの、立花先輩。」
歩きながら月島が立花に話しかける。
「なに?」
「……今日のビデオ、DVDに焼いてください。
あとで自分で確認したいことがあるので。
夜までにお願いします。」
「あ、うん。分かった。やっとく。」
「あと、ほかにも何人かパソコン持ってきてる人いるんで、
その人たちの分も作っておいたらいいんじゃないですか。」
「……うん。ありがとう!」
「なんで立花先輩がお礼言うんですか。」
「だって、気にかけてくれたんでしょ?」
「なんのことですか。」
月島はそう言ってそっぽを向いた。