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恋愛玩具

第14章 崩れゆく嘘[中]



私が恵たちに出会ったのは6歳のとき
恵、駿、梨奈の3人は幼稚園からの幼馴染

3人と出会ったのは紅蘭学園、初等部だった


「ねーねー、知ってる?あの子”ガイジン”っていうんだよ」

「髪の毛の色、変なの~」

「目なんて真っ青でバケモノみたい!」

「「「きもちわるーい!」」」

私は4歳までフランスにいて、5歳の時に日本に来た

日本の生活に慣れさせる為に、両親は私を幼稚園に入れたけど
金髪で瞳は青色の私は周りと馴染めず常に浮いた存在だった

小さい頃、私の性格は一言で言えば...卑屈

お母様譲りの髪と瞳が大好きだったはずなのに...
皆と違うと言われ続け、いつしか嫌いになっていた

幼稚園を卒園後、紅蘭学園に入学した後もそれは続いていた

日本に来て2年
日に日に卑屈になっていく私に友達が出来るはずも無く
ただ毎日が過ぎていく

苦痛な日々が...

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