第4章 怪談なんてもうゴメン 【ハイキュー】
私の声が聞こえなかったのか、それとも驚いているのか
及川さんは
及川「…え?今なんて?」
と聞いてきた。
雅「お願いします…一緒に帰ってください…」
そう言うと、及川さんは心底驚いた顔をして
及川「えええ!!雅ちゃん、いつもなら普通に断るのに!
もしかして、及川さんの事 好きになっちゃった感じ?」
と言った。
…この人って本当にバレーの時意外、ふざけてばっかだな。
なんて思いつつも
雅「違います。けど、こんなに暗いと…1人で帰ったらあの話
思い出しちゃうんで…」
と答えた。
及川「本当に怪談が苦手なんだねぇ…」
そうですよ!だから怪談なんてしたくなかったのに!!こんな事に
なるなら、怪談なんてやめましょうってはっきり言っとけばよかった。
雅「次は絶対に参加しませんから。」
そう言うと
及川「わかった、わかった。あー、でもこんなにビビってて可愛い
雅ちゃんをもう見られないのは嫌だなー」
なんて言い出した。
雅「及川さん…本当に性格悪いですよ。」
そう言って私はため息をついた。