第2章 金魚すくい 【ハイキュー】
雅「なんか…ゴメン。私のせいで…」
と、潮らしくなりながら謝る。
すると鉄朗は焦ったように
黒尾「は!?んだよ!謝んなって!!ったく雅は昔から
すぐ罪悪感 感じ出すよな!」
なんて言っている。
雅「うん…ごめん。」
黒尾「あー、もう謝んなって。ほら、そこの金魚すくいやるか?
雅金魚 好きだっただろ?」
そう言って鉄朗はりんご飴の隣にある、金魚すくいの屋台を指差した。
雅「いや、でも私…あんま得意じゃ無いし…」
黒尾「じゃあ、俺が取ってやるから。」
と、言うわけで金魚すくいをすることになった。
黒尾「ほら、雅、どれが欲しいんだ?」
鉄朗は金魚のいっぱい入った水槽の前でしゃがみ込んでいる。
雅「じゃあ…あの黒くてデカイやつがいい…」
私はそう言いながら鉄朗の横にしゃがむ。
黒尾「は?お前あんな不細工なやつで良いのか?」
雅「…だって、鉄朗に似てるじゃん。」
と、言うと鉄朗は少し顔を赤くしながら
黒尾「俺はこんな不細工じゃねぇし…」
と言っていた。だから私は
雅「別に私は不細工なんていってないじゃん…」
とつぶやくと、さらに鉄朗の顔が赤くなった。