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ウサギドロップ《銀魂○阿伏兎》

第1章 APPLE GREEN






「ん〜〜おいひい〜!」



…こいつの胃袋は団長並みなことを忘れてた。



綿菓子、りんご飴、チョコバナナ、きゅうりの浅漬け、たません、焼きそば、たこ焼き、ポテト、アメリカンドッグ、クレープ、カキ氷を見事に平らげ俺の財布は心なしか軽くなった。



「満足したか」



にしても、チョコバナナ美味そうに食うな…俺のチョコバナナも食っt



「阿伏兎??なんか変なこと考えてるよね??」



「考えてないです」



の顔が怖い。



「まあいいけど、花火見ていかない?」



が連れて行ってくれたのは人の少ない河川敷。



「ここからだとよく見えるらしいよ、さっき宿屋の主人が教えてくれた」



「楽しみだな」



他愛ない会話。



それだけで顔がほころび、自然に肩の力が抜ける。



「…なあ、」



ヒュルルルル……ドーン



真っ暗な空にパッと大輪の花が咲く。



「こっち来い」



あぐらをかいてる俺の足の間に座らせると、ちょうどすっぽりとが収まる。



「?」



不思議そうな顔をするがいつになく愛おしい。



グッと首を上に向けてこちらを見ようとするのおデコにキスを落とす。



「大好きだ」



は真面目な顔をすると身体を回転させて俺と対面する形になった。



…狙ってんのか全く。



「私も阿伏兎のこと好き。だーいすき」



首に手を回して軽くキス。



「んー、やっぱ愛してる!」



もう一度キスをしニヒヒと歯を出して笑う。



「…ああ、俺も愛してるよ」



付き合いたてのカップルのような真正面からのキス。



照れ臭くて思わずの髪をクシャッとなでる。



「あ!!!!!!阿伏兎の馬鹿野郎!!!せっかく髪綺麗にしたのに崩れた!!!」



「やべ、悪い悪い」







ああ、俺は宇宙一の幸せ者だ。









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