第7章 ♡story5♡ 体育祭の準備
そして男子のタイムが測り終わって次は桜組女子。
「百合がんばって!」
「ありがとう玲美ちゃん!」
ちなみに玲美は梅組、今年は残念なことに敵チーム(苦笑)
順番に走って行く女子達、勿論男子には劣るが早い生徒はなかなかの速さだった。
「ふぅ......」
そして遂に百合の出番。
深呼吸をして別グランドの方を見て見ると...
「百合~!がんばれぇ!!」
涼介が手を振りながら声援を送っていた。
「っ涼介......」
(嬉しいけど......目立つから勘弁して(苦笑))←
涼介からの声援は嬉しかったが、
高等部女子達の視線もあり複雑な思いの百合であった。
「位置について、よーい......"ピィィ!"」
体育教師のホイッスルによって走り出す百合。
「......。」
(腕を前に、脚を高く......)
百合は一緒に走っているクラスメイトを
あっという間に突き放し、ゴールのテープを切った。
「......12.8秒」
百合の記録は12.8秒、かなりの好タイムだ。
「「「おぉぉぉ!!」」」
(((絶対全国大会行けんじゃん!(; ・`д・´))))←
走りきりタイムを言われた後、一気にクラスメイト達からの歓声が上がった。
「ふぅ......?」
百合がもう一度涼介の方を見て見ると...
「百合すげぇじゃん!これでリレーの選手確実だよ!」
涼介も拍手を百合に送っていた。
そしてその後ろにいる女子達は憎らしそうに百合を眺めていました(汗)
「......(汗)」
(高等部の人達怖い...(苦笑))
中学生にとって高校生は怖い存在だと百合は改めて思いました(笑)
「「「......。」」」
(((あの先輩達(主に女子)、絶対性格悪い奴しかいない!)))←
そして百合のクラスメイト達は
涼介のクラスの女子を睨みながら思っていました(苦笑)
体育祭、修羅場にならず無事に終わるといいですね(苦笑)