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【基山ヒロト】怖いです!嫌です!近くに来ないで!!

第10章 好きな気持ちと…?


「私…?」

私は吉良くんが好きで…

え…?

「君を救ったり君を想っているのも僕じゃない。僕はもう死んぢゃってるんだよ…」

「まさか…!?」

南雲くんが驚いて吉良くんの胸倉を掴む

「お前は一体何をしてるんだよ…!それは〝アイツ〟がしなきゃいけないことだろ…!!」

怒ってるような憎たらしいようなそんな表情で吉良くんに言う。

あぁ…そっか

この想いも私に触れてたのも微笑んでくれたのも

ヒロト〝さん〟

なんだ…

ドクンドクン…

そう思うと胸が熱くなって

ヒロトさんが熱く語ってくれたこととか思い出しちゃって

「私…馬鹿だ…」

涙が零れた
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