第14章 赤葦京治・木兎光太郎
木兎「ありゃ?赤葦ィまだいたのー?」
赤葦「はい。あおい待ちです...」
木兎「あ、まじでーっ?!!俺も一緒に帰るーーー!!なっ!いいだろっ!!」
赤葦「いいですよ。」
木兎さんはあおいと家が近い。
元々、木兎さんとあおいが一緒に帰っていた所に
俺が加わった。
木兎さん、悪い人じゃないってわかってるけど
やっぱりあおいが心配。
場所的には学校、俺の家、あおいの家。
そして、木兎さんの家。
だから、三人で帰るときは大体
木兎さんがあおいを、送っていってくれる。
...少し妬く。
けど、何もないってわかってるから。
まあ、こーやって帰るのも、今日が初めてなわけじゃないし...
赤葦「ま、いっか...」
『おまたせ〜。』
木兎「なんだよーっ!お前元気ないなっ!!疲れたのかーーっ!!ハッハッハー!まだまだだなっ!!さっ!帰るぞーーっ。」
『あ、木兎さんも、一緒だったんだ...』
木兎「なんだよーーっ!いやなのかよっ!!」
『えへへっ、そんなことありませんよ...』ニコ
ああっ、やばい...絶対風邪ひいた...
頭がんがんする...
木兎「赤葦ィっ!それでさぁっ!!」
木兎さんの声が頭に響く...
う〜〜っ...
...
.....
赤葦「木兎さん、あおい頼んでいいんですか?」
木兎「おう!!まかせろ〜っ!!」
あれ。気づいたらもう京治くんの家...
...
全然喋ってないな...
『ばいばいっ。』
赤葦「うん、ばいばい。ニコ」
『っ〜///////』
木兎「ほら、!帰るぞーーっ!!ハッハッハー!」
.....
木兎「...お前やけに静かだなっ?どーかしたかっ?!なんだーっ?赤葦不足かっ?ハッハッハー!」
『木兎さんっ、だまっ...』フラっ
木兎「おいっ!!!」
...
.....
.......