第13章 赤葦きょうだい
...木兎さんかっこいいっ!!
きらきらして見える...!!
『木兎さん...』
木兎「休憩っ!!!5分なっ!!」
全員「ウッス!!」
赤葦「はぁ...ふぅっ!あおい?どーした?...ん?」
あおいの視線の先には木兎さんがいた。
まさか...いやいや、まさか...。
コイツのかっこいいはおかしいから...
あ、いや、決して木兎さんがかっこよくないとかじゃなくて...
普通の女子はあのテンション見るとだいたい引くのに...なんだよ、あの...なんか...
腹ぺこの犬がご飯見せられたときみたいな顔...
『ぼ、木兎さんーーーっ!』
木兎「おっ?!なんだーーっ!!」
『か、かっこいいですっ!!!』
あいつ、馬鹿か。
いや、馬鹿か。
兄として心配になるわ...
木兎「ハッハッハー!!!なんだなんだっ!素直だなー!(笑)ったく!可愛いやつめっ!!」
それからあおいは何かあれば
木兎さん、木兎さんって...
別にいいんだけどさ...
あいつ、あーやってるうちに勝手に好きになって
へこんで帰ってくるからな...
なんもなけりゃいーんだけど...