第13章 赤葦きょうだい
ーー数週間後ーー
『木兎さん~っ』
木兎「おー!おつかれっ!!一緒帰るかっ?!」
『はいっ!!あ、おにーちゃん、先に帰ってるね~っ!』
赤葦「...」
しっぽ振ってる犬にしか見えなくなってきた...
俺、疲れてんのかな...。
木葉「あれあれ~?赤葦ィ(笑)妹取られたみたいな顔してんぞっ(笑)」
赤葦「いやぁ、ちょっと心配してるだけです。まあ、木兎さんなら大丈夫とおもいますけどね」
ーー
ー
『木兎さんって、おっきくて、ドカーーんって!!かっこいいですっ!!好きですっ♪♪』
木兎「ハッハッハー!よしよしっ!!お前は可愛いなぁっ!(笑)」
あおいのやつ、サラッと好きとかーー!なんだこいつっ!!食べられたいのかっ。
いやいや...
赤葦に怒られるっ!!!!
あいつ怒ったらこえーんだよっ。
むーーっ。
あーーーーっ!
だがしかしっ!!
ここ数日。
ドキドキが止まらーーんっ!!
こ、この間も、あやうく部室で、、
ーー
ー
ー数日前ー
『〜♪ふんふふーん〜♪♪』
赤葦「あおい、ついでに部室の棚も片付けといて。ペットボトルがたくさんおいてあるから。」
『ほいほーいっ♪♪』
赤葦「...あ!!!お前っ!一気に持っていこうとすんなよ!!」
『わかってる〜♪♪』
ホントにわかってんのか...
木兎「おー!赤葦っ!監督が呼んでんぞっ!」
赤葦「あ、はい。木兎さんどこに行くんですか...?」
木兎「タオルわすれたーーっ!部室ーーっ!」
赤葦「了解です。」
ー部室ー
ガチャっ
木兎「んっと、お?あおいっ!ペットボトルそんなに持って...顔見えてねぇぞっ?(笑)」
『ぼ、木兎、さんっ、、!!!あ。』
バラバラバラっ、ガシャンっ!!!
木兎「...?!ハッハッハー!!!お前は面白いなっー!チビなのに欲張るからだよっ!」
『う〜〜っ、、』
木兎「ほらよっ!!一緒に持って行ってやるよ!!」
そーいって木兎さんは私に3本だけ持たせて、後は全部持ってくれた。
おっきい手とか、背中とか、、優しいとこも。
すき〜っ。
あと...
か、かっこいいっ...
はあっ...