第10章 *伊達工業・二口(2)
二口side
ちゅ...
?!?!鎌先さん?!
俺は俺は、あおいがこっちによってきたのを感じてうっすら目をうっすら開けた。
そしたら、見てはいけない一部始終を、見てしまった...
鎌先「お、お前起きてたのかよっ...(小声)」
『す、すみません...』
鎌先「ちぃっ、かっこつかねぇじゃねぇかよ...くそっ(小声)」
『...っ、』
鎌先「おい、」ぐいっ
鎌先さんがあおいの顎をつかむ。
『っ...!』
あおいは、硬直してやがる。
はぁ、世話が焼けるやつ。
つーか、キスされてんじゃねぇよばか。
俺は寝たふりをして、あおいのほうに寝返りをして、近づいた。
『?!!!ふ、ふたく、ち...?な、なんだ、寝返りしただけか...』
鎌先「ちっ、わるかったよ、もー、しねぇから...そんな怯えんなよ。じゃ、おやすみ...」ポンポン
...あおいは、少し震えていた。
それをおちつかせるように、後ろから抱きつき、
手を握った...
『...~っ、!ふたくち...?』
二口「おそわれてんじゃねーよ。」
『...。』
あおいが、少しうつむいた...
二口「はあ...大丈夫。俺がこーしとくから。ね?」
『...くち...ふたくち.....』
二口「...??」
『...すーっ、すーー、、むにゃ、...』
二口「...ねちゃったか...。よしよし。」
『.....ふー、』
...
...
『ふたくち、、むにゃ。むにゃ、...すー』
ふふ、そんな、俺の名前なんか呼んで...
そんなお前が愛しい...
『...すき...ふふ、、...』
なんだよそれ。
ずる過ぎ。
...
...
.......