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ハイキュー!!<短編・中編・長編>

第72章 大切なモノを


私...なにか悪いことしましたか...?





『うぅ...』



クロ〜...







ぷるるる...




ぷるる...




黒尾「うーっす、どーかした?」

『クロ〜...。どうしよ〜。』


黒尾「え、ちょ、おい、な、泣いてんの?」


『...。夜久さんに、好きじゃないからほっといてくれる?って...私、また間違えたのかな...?』

黒尾「...。アイツはバレーが好きすぎて負けたのを受け止めきれず、お前のせいにしてしまった。」

『私がわるかったのかなぁ...わがままも、全部...。甘えすぎてたのかな...。』

黒尾「あーっ、そんなに泣くなぁ、今からそっち行くから。な。待ってろ。」

『...うん。分かった...。じゃぁ...』

黒尾「あ、電話切んなよ?そんまましとけ。」

『?う、うん?』


クロとは家が近い。

と言うか、目の前。

小さい頃から研磨くんとクロと遊んでた。
クロはいつも頼りになるお兄ちゃん。
研磨くんはいつも優しいお兄ちゃん。

電話切るな。と言われて30秒たった。



私の家のインターホンがなる。



ウチは母子家庭だ。
私が中学生になった頃、母は世界を飛び回る仕事をしていた。

基本的なことは出来るから、できないことは
クロのお母さんが手伝ってくれた。

たくさんお世話になっている。






ガチャ






勝手に閉められていた玄関が開く。





黒尾「お前、部屋いんの?」


『うん...。な、なんでインターホン鳴らしたの?鍵持ってるのに。』

黒尾「うーん、なんとなく?俺来たよ〜ってな。」
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