第66章 黒尾電車part2
あー。やっと冬か。
かといって冬が好きなわけじゃない。
あおいさんが卒業してもう半年。
相変わらずさみしさは紛れず。
音駒にはマネージャがいない。
前より静かになった。
あぁ、山本はいつもうるさいけど。
つーか、
あおいさんが働いてるところ想像できな過ぎて少し笑える。
あんなに子供っぽくて、危なかっしいのに。
一流企業に就職して。
うまくやっていけてんのか?(笑)
まぁ、あんなに
人がいいんだ。
一流企業もお目が高いってもんだな。
今日も俺は電車に乗って帰る。
!!!
アナウンス「「ドアが締まりますご注意ください」」
やべっ!
プシュー…
黒尾「っとぉ、、セーフ…、わりぃ、」
駆け込み乗車成功。
まぁ、その受け止め役になってしまった入口付近にいた彼女。
『!!』
黒尾「あ。」
『早く離してもらってもよろしいでしょうか?』
黒尾「あおいさん!じゃんっ。」
『うぅ、なによ、!』
黒尾「ぶひゃひゃっ、!!その制服っ!(笑)一流企業さすがっ、スカート短っ!!」
『うるさいわね、がきんちょ。』
黒尾「うひひっ、!(笑)そして、相変わらずチビ(笑)」
『黒尾くんは相変わらずむかつくっ。』
先輩「宮本さん!今日これから暇?今からみんなで飲みいくんだけど?こない?」
『あ、おつかれさまですっ、すみません、私、未成年なので…あはは(笑)』
先輩「大丈夫!大丈夫!(笑)甘いのあるから!すっごい、うまいからさ!」
先輩「そうそう!俺らが奢るからさっ!」
『先輩お金持ちですね…(笑)』
先輩「まぁねぇ〜(笑)」
『今度デ〇ズニーランド連れていってくださ〜いっ、』
先輩「だぁぁっ!やだよ?!彼女に怒られるわっ」
『ははっ、先輩って、彼女に弱いですよね?(笑)怒られるから呑むのほどほどにした方がいいですよ〜!』
先輩「俺は彼女いないからさ!宮本さん!一緒行こうよ!!」
『軽く三十万ぐらいつかっちゃうかもです!』ニッ