第66章 黒尾電車part2
目の前で繰り広げられる社会人のオハナシ。
あぁ、やっぱり、みんな若い子がいいんだ。
あおいさんって、断るのうまい。
断ってるとわかってても少し妬ける。
いや、だいぶ妬ける。
先輩「うわっ!おまえ!それは使いすぎだぞっ!」
『夢の国ですから〜♪』ふふーん
先輩「宮本さんは連れていっちゃいけない人ナンバーワンかな!(笑)」
先輩「可愛いのに〜(笑)」
『あはは(笑)どうも、あ、ここで降りますね!お疲れ様でした!』
黒尾「なんか、大人な会話聞いた気分。」
『なにいってんの?あなたも十分大人ですけどね、主に外見。』
黒尾「なに?俺がセクシーって?」
『誰もそんな事言ってない〜♪』
黒尾「仕事大変?」
『うーん?まぁ、大丈夫!楽しいよ〜♪』
黒尾「あおいさんなんか、オフィス走り回ってそう。」
『あぁ、、うん、』
黒尾「あおいさんって、思った通りの動きするからおもしろい。」
『いや、面白くない。』
黒尾「ほら、そのほっぺたふくらましちゃう感じ。膨らますと思ったもん。」
『なになに、こわいよ、黒尾クン。』
黒尾「どうせ会社の人から子供みたいとか、ガキ扱いされてんだろ(笑)」
黒尾『はぁ、もお、「うるさいなぁ」』
『!!』
黒尾「言うと思った!(笑)ぶっ、(笑)」
『黒尾くん、私の心を読むのはやめてね』
黒尾「へいへいっ(笑)」
『…。はぁ、』
黒尾「なに?(笑)」
『若いねぇ』
黒尾「じゃあ、若くなっとく?」ニヤ
『そんな、ニヤッてこっち見ないでっ。』
黒尾「えぇ〜?なぁに?」ニヤニヤ
『うぅ、こっち見ないでぇええ』
黒尾「ほら、こーして、手ぇつないで〜、うん、カップルっぽい!」
『何自分で言ってんの…』
黒尾「え?嫌だった?」
『別に。』
黒尾「そしてー、こー、して、、」
え、
ちゅ、
『…。』ポカーーン
黒尾「社会人なのに、キスぐらいで…」
『は!』
黒尾「おぉ、」
『ばかな?!ばかなのか?!』
黒尾「なんでだよ!(笑)」