第43章 攻略本と言う名の取扱説明書

…



赤葦「…。」

木兎「おーーいっ、赤葦さーん？」


赤葦「はい。なんですか？」

木葉「お前イライラしすぎっ（笑）好きなら優しくすればいいのに（笑）」

赤葦「何言ってるんですか。」

木葉「いやいや！だから、好きなんだろ？（笑）あおいチャン。可愛いし細いしっ！！！」

赤葦「木葉さんあおい好きなんですか。」

木葉「さぁね〜（笑）でも、可愛いと思ってるよ！」

赤葦「そうですか。」

猿杙「赤葦はわかりやすいよなぁっ、好きな子すぐいじめるもんなッ」

赤葦「…。」

木葉「今だって黒尾に取られそうで腹たってるくせに（笑）ホントに取られても知らねぇよ？」ﾆｯ

猿杙「ほらぁ、いってこいよ〜」ﾆﾔ

赤葦「はぁ、」




あ、本当に行った。（笑）


わかりやすいヤツめ


赤葦京治の取扱説明書


・好きな子はとことん虐めます

・実は押しに弱いです

・まぁ、でも、ドSです。

・甘いものが好きです

・頑張ったらご褒美をあげましょう

・少しデレますから。

・ちなみに好きなタイプは…







…






赤葦「黒尾さん。」

黒尾「おー、どーした？」

『…』ふんっ、

赤葦「すみません、ちょっとこれもってください。」

あおいが持っていた分を全部俺の上に乗せる。

黒尾「ぐはっ、ちょ、赤葦！！鬼っ、！」

赤葦「すみません、こいつ借ります。」


『はっ、ちょ、どこいくのよ！！』

あおいの手を引っ張って体育館の裏へ連れていく。




ドンッ



『なにっ、』


壁ドン状態。




逃げ場無し


赤葦「黒尾ｻﾝのどこが好きなわけ？」

『す、好きなとこ？んー、優しいところ…？』

反射的に答えてしまう。

身長差20cm


普通の女の子なら身長差30cmあるとこなんだろう。


まあまあ、それでも、威圧感を感じるのは同じでありまして。


赤葦「じゃあ、俺は？」

『い、いじわる。だから、嫌い』

赤葦「ふぅん。じゃあ、優しくしたら好きになってくれる？」

『優しくしないくせに』

赤葦「よくわかってるね？」

『っ〜！！』

泣きそうになる。

赤葦「あおい、好きだよ。」ぎゅ、、


『ぜったいうそ…っ』

赤葦「わかってないね」ちゅっ、、

『んっ、』