第34章 年下のキミ。
『…。』ニコ
横に首をふるあおいさん。
西谷「俺と付き合ってくださいっ!!!」
『ごめんね、付き合えないや』ニコ
少し柔らかく笑うあおいさん…。
西谷「どうしてですか?俺がチビだからですか!?」
『んーん、私は、西谷くんが思ってるほどそんな、いい人でもないし、大人っぽくないよ?』フフッ
西谷「俺、いろんなあおいさんみたいです。俺に甘えて欲しいし、、、い、、いろんな、顔みたいです!!」
『…。』
西谷「俺じゃダメですか!!!?!」
女「あおいー!練習始めないのー??」
西谷「!」
『すぐいく!』
西谷「あおいさんっ、、!!」
『…。』
私は、こんなに一途に思ってくれる後輩を
大事にできるかが怖かった。
でも、この子なら受け止めてくれるかな
なんて。
西谷くん。
ちゅっ…。
西谷「!?、?!!?!/////」
『よろしくね』ニコ
西谷「!!!とーぜんっす!!!」
あおいさんは、女の人に呼ばれた後、
俺の方を再び見て、
少しかがんで
俺にキスしてくれた。
一歩先を行くあおいさん。
今は背中しか守って挙げられないけど。
いつか、前を守ってあげられる
大きな男になってみせます!!!!
だいすきです!!!!
…
…
……
その後西谷coupleを知らない人は
いないぐらい有名になった
なぜかって?
西谷「あおいせんぱーーーーーいっ!!」
朝からあおいを見つけるなり駆け寄る西谷。
『んー?』
イヤホンのせいで声が半分しか聞こえてないあおい。
身長差は約10センチ。
身長差coupleです。
西谷「おはよーございますっ!」
『ふぁあ、、おはよ。夕、元気だね』
西谷「まぁなっ!」
『ははっ、』ポンポンっ
満面の笑みで答える彼の頭を軽く撫でる
西谷「〜っ。!」
子供扱いされるのは嫌いだけど
この瞬間がたまらなく好き。
すっごく、幸せだ。