第34章 年下のキミ。
西谷「お、俺!!!」
菅原「おっ?言うのか…?!」
キーンコーンカーンコーーん。
虚しくも昼休み終了の合図がなる。
『あ、チャイムなっちゃった。もう行かなきゃ。じゃあね、西谷くん。』ニッ
ポンポンっ
西谷の頭を軽く撫でて教室を出ていく宮本。
菅原「ほら!西谷!掃除始まるぞっ!」
って!
西谷「〜っ!!/////」
顔真っ赤。
年上に振り回されてる西谷って
レアだな。
と、後々3人で話していたのは
まぁ、内緒だ。
西谷はそれ以来宮本の話しかしなくなった。
次の日も同じように俺らの教室にきた。
その次の日も。
そしていつか、来るのが当たり前になっていった。
廊下で宮本を見つける度に駆け寄る西谷。
宮本は西谷のことをどうおもっているのだろうか。
…
…
『菅原?』
菅原「え?!なに?」
『さっきから呼んでんのに。考え事?』
菅原「え、ぁあ!まぁね!(笑)」
『ノート。』
菅原「?」
『ノート集めるから。ちょーだい。』
菅原「あ、そっか。数学係か。週1で集めるんだったな。手伝うべ?」
『そー。ありがと。たすかる!』
そう言って2人で職員室へ向かう。
西谷「あ!あおいさん!っと、スガさん?」
『やっほー。』
菅原「宮本が数学係でさ!ノート持っていってんだべっ。」
西谷「俺も持ちますよっ!!」
そう言って私の持っていたノートを持ってくれる西谷くん。
小さいくせに頼もしい。
『ありがと。』
3人で職員室へ向かう。
先生「宮本。お前次の大会いつだっけ?」
『ん?月末かな。』
先生「無理するんじゃないぞ!」
『ははっ(笑)よゆー。(笑)じゃ、後よろしくお願いします。』
先生「おう!(笑)」
西谷「月末試合?」
『うん、西谷くんも試合近いんでしょ?』
西谷「はい!あ、スガさんっ、その、、!」
菅原「??」
西谷「菅原さんがあおいさんといると、嫌です!!」
菅原「ふぇ?!」
きゅ、急に?!
西谷「なんか、わかんないんっすけど…モヤモヤする。ってゆーか、、!!」
菅原「ははっ!!嫉妬か?(笑)ごめんごめんっ、俺気ぃきいてなかったわっ!」