第34章 年下のキミ。
つぎの日…
菅原「なぁ、大地…宮本に言うべきか…言わないべきか!!」
澤村「まぁ、あいつのことだしうまくやってくれるだろ…」
東峰「宮本がどーかしたのか?」
菅原「いやぁ、実は西谷が一目惚れしたらしくて。今日の昼休みご飯を食べに来るんだよ…」
東峰「へぇ…さすが西谷だなぁ〜。俺はそんなにガツガツいけないよ。」
澤村「いや、お前のことは聞いてない。」
東峰「ひ、ひどっ!!」
菅原「うぁぁあ、どーしたらいいんだっ!」
澤村「まぁ、落ち着けよ!大丈夫だろ!ほらみろっ!」
菅原「うん。だな、」
安定の寝ている宮本。
音楽聞きながら日向ぼっこ。
はぁ。あいつほんっと呑気だな。
大丈夫かよっ!
そーこーしているうちに
気づけば4限目。
科学の授業。
隣の席の宮本。
チラッと見てみる。
すると、
お腹が減ったらしく
ノートに可愛らしく食べ物の絵を書いている。
菅原「なに?お腹減ったのか?」クスッ
『んー?ん。』
宮本はペンを置くと窓の方を向いて顔を伏せた。
宮本はバスケ部のキャプテンで練習中はすっごい人が変わる。
そのせいか、学校ではだいたい無気力ってゆーか。
先生達も宮本に甘い。
宮本がキャプテンになってから、烏野のバスケ部は県ベスト4に食い込む強さとなった。
先生「宮本。この問題といてみ!」
『…。はーい。』
菅原「起きてたのかよ。」
『まぁね。』
宮本は黒板に答えを書いていく。
まぁ、確かに容姿は綺麗だと思うけど…
菅原「なぁ、宮本。お前の好きなタイプってどんなの?」
『さぁ?(笑)』
そういって、また、顔を伏せる。
なんつーか、読めない。
西谷…大丈夫かな…
キーンコーンカーンコーーん
4限目終わりの合図。
それと同時にやってきた。
西谷「ちわっす!!」
菅原「おお!西谷っ!コッチコッチ。」
西谷「あ、アサヒさん!ちわっす!」
東峰「おーっす。西谷はいつも元気だなぁ。(笑)」
西谷「とーぜんっす!!あ!いたっ!」
西谷は宮本の方に向かって駆け寄る。