第28章 2人の夜久
夜久家
母「あ、黒尾くんいらっしゃい!あおいいないけど、ゆっくりしていってねっ!」
黒尾「あはは(笑)ありがとーございます!おじゃましまーすっ。」
夜久「お前先風呂入れよ!」
黒尾「おお!わりぃっ、」
…
……
はぁ。
さてさて。
俺はあおいの部屋に向かう。
部活後、黒尾にお願いされた。
黒尾「お願いがあんだけど。」
夜久「ん?」
黒尾「あおいの部屋で寝たい!!!」
夜久「ぶはっ!!なんでだよっ。」
黒尾「むり、会ってなさすぎてむり!」
夜久「しらねぇよっ!」
黒尾「お兄様。どうか。」
夜久「んー。多分いいと思うけど…ちょ、聞いてみる。」
プルルルっ
プルルルっ
…
『はーい?』
夜久「おー。あおい。」
『なにー?どーかしたの?』
夜久「実は…黒尾が泊まりにくるだけど。お前の部屋でねたいっつーの。」
『えっ!クロくん泊まりにくんのっ?!』
夜久「うん?で、お前のベット貸してやってもいい?」
『うーん。おにーちゃんが、見張っててねっ!あ、ミーティングいかなきゃ!ごめん!ばいばい!』
ブチッ
夜久「あ、切られた。」
黒尾「えっ、ダメってか?」
夜久「いや、俺が見張ってるならいいってさ。今からミーティングっつってた。」
黒尾「じゃ、2人であおいの部屋で寝ようぜ。」
夜久「俺は床に布団しく。お前と一つのベットはいやだ。」
…
……
っとゆーことで。
あおいの部屋に布団を持ってきたわけで。
しっかし、なんもねぇな!この部屋っ!
シンプルで可愛らしい部屋。
いい匂いがする。
同じ家なのにこんなに、違うのかってくらい。
女の子らしい匂いがする。
…
…
……
2人ともお風呂と夜ご飯をすませて
リビングで軽く呑む。
チューハイ。
ほろ酔い。
心地いい気分。
黒尾「んー。これくらいにして寝るか。」
夜久「だなー。明日も学校だし。」
2人であおいの部屋へ向かう。
黒尾「あーー。今日も疲れたーー」
ぼふっ
黒尾はあおいのベットにダイブした。