第26章 赤葦くんと木兎くん。
かわいい…
なんだっけ、あれ。
萌えそで?
俺のパーカーきせたい。
ダボッと…
想像しただけで興奮する。
木兎「赤葦っ!!!」
……ドテッ
赤葦「いてっ、、!」
猿杙大和が相手のサーブを上げた
俺の頭上に綺麗に返って来ているのにも気づかず彼女に見とれてて…
猿杙「赤葦ぃ、大丈夫かぁ?らしくねぇぞっ、!」
赤葦「すみません。集中しますっ、」
もう一度彼女を見ると
クスッとわらい
ほらほら、前見て。
っと、言うように
相手のコートをチョンチョンっと指さした。
はぁ、
仕草もかわいいとか反則でしょ。
…
……
…
試合は無事に終わり
梟谷学園高校の圧勝。
そりゃそうだ、うちには全国5本の指に入るエースがいる。
さて、次は女子の応援だ。
…
彼女は…
ピーーーーーーッ
試合開始のホイッスル。
彼女が立っているのは
俺と同じ場所。
セッター。
これが彼女のデビュー戦になったことは
まぁ、また後で。
そう。
彼女の異名は
ミラクルセッター
可愛らしい。
顔に似合う。
17対12
梟谷学園高校が少し押している。
ドパッ!!!!
相手のスパイクがブロックアウトでラインを超えようとしている…
あぁ、あれはしかたない…
とれなくて…
あた…
え?
ボールの方へ走っていく彼女。
反応が早い。
まにあうか?!
トンっ…!!
木兎「あ、あがったぁぁぁあぁあ!!!」
猿杙「うっわぁぁあー!すげぇっ!!」
木葉「あの子やべぇなっ!」
会場の熱気はピークに達した。
赤葦「すげ…」
…
…
……
ピーーーーーーッ
試合終了。
梟谷学園高校ストレート勝ち
レシーブもトスも
サーブも何でも出来てしまう君。
彼女の方をもう一度みる。
すると、
ニッ
と笑って、こっちを見る。