第25章 いわいずみはじめ。
松川「可愛くねー(笑)」ちゅっ、
おでこに軽くキスをした。
『んー。』
松川「じゃ、また明日な。風邪ひくなよ?」
『うん。じゃ、もーいっかい。』
松川「ふっ、(笑)なんだかんだだな~ったく、」
ちゅっ、
次はくちに軽く。
お前に余裕がなくなるくらい
好きにさせるから。
…
……
あおいside
…はじめくん。
さようなら、
だいすきだった、はじめくん。
…
……
松川「じゃ、俺帰るから。な、帰ったら連絡する。」
『うん、』ニッ
松川を見送った後部屋に戻ると
あれ?
笹に掛けてたお願いどこにやったっけ?
??
ま、いっか?
…
……
松川side
はぁ。
っ、
ピンポーン
ガチャ
松川「うっす。」
岩泉「おお、」
松川「なぁ、お前。」
岩泉「ん?」
松川「後悔すんなよ。もう、俺のモノだ。ほらよ。」
岩泉「は?」
松川「じゃーな。また明日!」ニッ
岩泉「おい!松川っ!ちょ、、!!」
俺は岩泉の返事には答えなかった。
その中身を見たらたぶん
返せとお前がいうと思ったから。
自信がなかった
宮本が、岩泉から寄りを戻そうといわれて、
それでも俺を選んでくれる自信が…
それでも欲しかった。
だから。
…
せいぜい後悔しろ。
…
……
岩泉side
松川からもらった、この、紙切れ。
可愛い薄ピンクの紙切れ。
少しクシュッとなってて、
それを開くと…
「「はじめくんと好きな人が幸せになりますように」」
「「はじめくんとたくさん思い出がつくれますよーに💓」」
「「はじめくんだいすき。」」
…
……
!!
なにかで頭を思いっきり叩かれた衝撃が身体中に走る。
岩泉「っ、、!!」
ああ、大切にできていなかったのは
俺の方だったのか…
そっか。
っ、、
涙が頬を伝う。