第25章 いわいずみはじめ。
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なにやら、松川が誰かと電話してる。
あ、おわった。
『だれだったのー?』
松川「岩泉だよ。」
『なぁんだ(笑)』
松川「??」
『彼女さんか、なんかから、連絡が来たのかと思った(笑)』
松川「俺彼女いねぇしっ、(笑)」
『そーだっけ?(笑)まぁまあ、!そろそろ帰ろっか!シャワーしたいぃい~あっつい~』
そういって、練習着の下の方をパタパタさせる宮本。
Tシャツの下は何も着ていないのか、ペタンコのお腹が普通に見える…
松川「お前、ほっせぇ。んだよ、食ってんのかよ」
『んー、食べてるつもり~。間食もめっちゃする(笑)』
松川「あ、今、お前世の中の女子を敵に回したぞ?」
『んー、これが、ちっちゃくてカワイイ子だったら、敵に回るかも(笑)でかいからさぁ(笑)』
松川「あー、ナットク。」
『ですよね。(笑)』
いやぁ、お前、可愛いと思うけど(笑)
なんて、ことは言えるわけもなく…
あーあーあーあー。
目の保養ってことで、区切りをつける。
かっこわりぃ。
時間が止まってしまえと思ったのも
もし別れたらとか思ったのも
勢いでコクっちまおうかと思ったのも
俺だけの秘密。
ポツッ
ぽつ、
『げ、雨降ってきた~。ここから家遠いのにな~。んー。走って帰るかっ、』
松川「俺の家こっから、近いよ?ここから少し行ったところ。」
『いいなぁ!じゃあね!』
そう言って去ろうとする宮本
『うあ!』
松川「悪い(笑)」
俺はいつの間にか宮本の腕を握っていた。
『ん?なに?(笑)』
松川「俺の家来ない?っていおーとしたけど、岩泉にぶっ殺されるから、やめとくわ(笑)」
『うん(笑)まったね~!(笑)』
あいつは、何も知らないような顔で
サラッと俺をかわす。
くっそムカつく女。
そーゆーことにしとく。
嫌いじゃねぇよ。
…
……
………