第24章 花巻・松川(2)
『ふははは(笑)金田一が女の子慣れしてないだけでしょ~(笑)』
金田一「はーーっ、お前バカにしすぎ!ゆっとくけど、お前は俺に勝てないんだからな?」
『も~なにいってんの~(笑)』
ドンッ
金田一はあおいを壁に押し付けて
両手を頭の上で押さえつけた
金田一「ねぇ。本当にわかってる?」
『...!き、きんだいち、?』
金田一「お前は俺に勝てないんだよ。男を甘く見るなよ?」
金田一はどんどん顔を近づけてくる。
あぁ、私、金田一にキスされちゃうの...?
別に嫌とかじゃない...けど。
もう、お互いの唇が触れそうなキョリ。
金田一「っ、ダーーーーーっ!!!」
『!!?!』ビクッ
金田一「ばっかじゃねぇの、しねぇし。」
とか言って...
顔真っ赤だよ?金田一。?
『き、金田一...?』
目を丸くさせてこっちを見るあおい
金田一「だーかーらーっ、こーゆーことする男だっているから、気をつけろってことっ!!!」
『う、うん?(笑)あ!!!今何時?!』
金田一「もうすぐ8時50分だけど。」
『く、9時に待ち合わせなのにっ、いっけないっ。』
金田一「もう行かなくていいんじゃね?」
ここで、
行くなよ。
俺のところにいろよ。
って言えたらどんなにいいだろう。
なぁ、お前はいったい誰を見てるんだ。
俺の知らないところで
知らないうちに勝手に
どんどん...
大人になっていく。
その、黒のドレス?
にあってるよ?
でも、俺は白のワンピースをきて
はしゃいでるお前の方が好きだよ。
お前の気持ちが迷ってるなら
俺のところにくればいい。
『う~~っ、あ。』
金田一「ん?」
『金田一ありがとね!きをつけて、行ってくる!!』
金田一「おう。」
俺の思いは
もう少し
しまっておこう。
まだ。
もう少し。
『金田一っ!』
金田一「わ、!な、なに?」
『さっきの金田一、ちょっとかっこよすぎた(笑)また明日ねっ!』
ガチャンっ
金田一「ははっ、なんだそれ(笑)」
すこしにやけたじゃねぇか。
あー。
俺はアイツにかなわない。
好きだよ。
....