第24章 花巻・松川(2)
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仕事を早々とおわらせると
気がつけばもう5時半。
『ん~~っ』
背伸びをして深呼吸をする。
後片付け...しますかっ。
来客用のコップやお皿を洗ったり
テーブルを拭いて
手際良くサッサと終わらせる。
『すみませんっ、今日はお先に失礼しますっ。』
及川「え?もう帰るの?!」
『はい...今日の夜はちょっと...。』
花巻「はっ?!(笑)」
松川「ついに妄想でも始めたの?」
『ち、ちがいますーーっ!お誘いを頂いたのでっ』
及川「及川さんの娘に手を出した男は誰だよっ」
松川「へぇ。頑張ってね」
『はーい!じゃ、失礼しますっ!』
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花巻「えええええ。あおいって、男絡みあったんだ...」
松川「まぁ、おかしくはないでしょ。」
花巻「そーだけどさぁっ。相手ぐらい教えてくれたっていいのに~。」
松川「知らない人だったりしてな(笑)」
花巻「いやいやぁ!あおいちゃんに限って出会い系サイトとかは、ないわぁ~(笑)」
及川「パパはそんな子に育てた覚えはないぞっっ!」
松川「いつから、お前の子供になったんだよ。」
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松川side
なーんて。
黄色い用紙
見えちゃったんだよな~
スカイバー。
知ってる。
東京の高層ホテルの最上階にあるバー。
差出人の名前はK
アイツは首をかしげていたから
多分わかっていないのだろう
たぶんあれは、
一年前
アイツを犯した...
黒尾。
黒尾鉄朗。
クロオテツロウ
K
ここの事務所にどうやって入ったんだ。
まぁ、及川には黙っておこう。
俺も聞きたいことあるし...
スカイバー。
行くか...
ったく。